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その 左手に満天の星。

 正確には左腕です^^。

 今日はW-ZERO3の発売日です。私には関係ありません話です。ふん。
 今日のウィルコムストア2次発売(抽選)にも漏れましたし。もう年内に手に入ればいいや、とちょっとなげやりです。でも昨日の夜は「もし抽選に当たったら?」とか考えてLinuxザウルスを手に持ってシミュレーションしてたりして。全然投げて無いじゃん。

 その代わりというわけではないですが、待ちに待っていたこれが届きました。

その 左手に満天の星。_b0052707_22594334.jpg
 ASTRODEA - 天体時計 です。人気の全天モデル。天文ファンとしては借金してでも手に入れなくてはなりません(→私)。

 簡単にご説明しますと、これは腕時計にリアルタイムで動く星座早見盤を載っけてしまったというもの。特に全天モデルは、小中学校の理科の時間に使ったあの星座早見盤そのままです。厳密には北緯35度の星空を再現できちゃうというもの。

 思えば私とシチズンの天体時計との出会いは一番真面目に天文やってた高校の頃。雑誌「月刊天文」か「SKY WATCHER」に天文グッズが紹介されていた中にあったコスモサインでした(開発秘話参照)。当時からモバイル小物&ギミック好きだった私にはたまらなく欲しかったものですが、さすがに高校生が3万円もする腕時計を簡単に買えるわけもなく、そのうち忘れてしまいました。尤も、当時でも人気モデルで品薄だったようですから、お金があっても手に入るものではなかったのかもしれません。

 その後の人生でも、節々でコスモサインの存在を思い出しつつも買うほどには至らず。

 ここ最近のインターネットで何でも調べられるようになって、天体時計シリーズは限定品ではなく、シチズンのカンパノラという中高級時計のラインナップ内の一シリーズとしてラインナップされていることを知りました。

  カンパノラ・コスモサイン

 実は今年の夏の頃、突然この天体時計が急に欲しくなったのですが、17万もするんですよね。しかも、昔のコスモサインシリーズみたいに文字盤全体が星座盤でないから、ちょっとねぇ、と思っていた矢先。

 先だってうちのブログにコメント寄せてくださったお友達のおのぴ~さんから、「アレが出るらしいよ~」と速報メールを貰ったのが8月。当時はまだ12月に発売するというだけで、予約段階でありませんでしたが、早速販売サイトのメルマガに登録。11月に入っていよいよ予約開始。11/4の22時からの開始に22:05位には予約完了という念の入れようで、無事年内各モデル500本の枠に入ることが出来ました。W-ZERO3と比べると1メガ位楽でしたね(まだ未練たらたら^^)。

 実は公式には発売は12/15。ところが、そもそも年内の発売は各モデル500本となっていたため、実質予約者以外は手に入らないということもあるからか、12/13には届いていました。私は不在だったので今日の受け取りになりましたが。

 さて、宅急便(=クロネコヤマトですね^^)屋さんより受け取った小さなダンボール箱を、胸を膨らませて開けると。白い綺麗な化粧箱に箔押しの「ASTRODEA」の小箱。ここまでは腕時計の装飾としては普通ですね。腕時計にしてはちょっと大きめでしたが。このボール紙の化粧箱を開けると。おお。
その 左手に満天の星。_b0052707_23592728.jpg
(手前がケース。左が化粧箱上。右が化粧箱下。すぐ上はマニュアル表紙。奥はアストロデアHP映したモニタ)

 なんかやたらゴージャスっぽい漆塗りじゃないけどそんな感じのしっかりしたケース。
 開けたところ。
その 左手に満天の星。_b0052707_0112240.jpg
 この箱の中に1056個の星が(北緯35゜で見られる4.8等星以上の星。天球の約98.6%)。

 裏。
その 左手に満天の星。_b0052707_0242386.jpg

 さて。ひとしきりその精密さ&高級感に感動した後。いよいよ腕にはめてみるのですが、かなりぶかぶか。確か予約時に腕周りを報告したので、調整してくるのかな? と思ったのですが、私の情報がまちがっていたのか、それともやはり自分でやれと? 発送メールにも調節の仕方が書いてあったり、マニュアルもやたら丁寧だったり(直前で材質や仕様が変更したというのもありますが)。

 どっちにしても私の白雪のような細腕には(毛深いです^^。写真も撮ったけど恥ずかしいので不許可)合わないので、説明書&メールに添付してあった簡単な方法でチェーンの変更する方法を参考に作業。

 ……結論。これからチェーン調整しようと思っている方。多分製品添付の説明書どおりの方が問題なく作業が行えます。メールからリンクしてるWebのやり方で私、一本シャフトを曲げてしまいました。おまけについてた調節工具も壊れちゃったし。
 自信がない方はホントにメーカーさんに頼んだ方がよいかもしれません。

 紆余曲折はありましたが、なんとか私の腕周りに合わせて、無事、左手に全天を持ち歩けるようになりました。ただ、金具外しすぎたかな。腕にきつきつにしたら、盤面みずらい^^。もう一個余裕持たせた方がよかったかも。今度は時計屋さんか、メーカーさんに任せた方がよいかも。

 あ、本体の星座盤見た感想ですが。思ったより細かいですね。ルーペがおまけについてましたが、これないと、どこに何の星座があるか判りません。正直。星座早見の代わりにはならないかも。ただし、ある程度「この季節のこの時間にはこの辺に何座があるから、今この辺にオリオンがあるな。だからふたご座はここでぎょしゃ座はここで……」という位、星空が頭に入っていれば、案外肉眼でもいけるかも。

 実用性はやっぱ低いかもしれませんが、アクセサリとして、なにより「宇宙を身に付けられる」というのはうれしいですね~。
 最近は携帯の時計があるから、腕時計をする人が減っているみたいで、事実私もここ3年くらいはあまり腕時計してなかったのですが(12月以降社会復帰してからは実は腕時計してました)、明日からはこれ! なんとなく日常生活も楽しくなれそうです。

 私信。おのぴ~さん。アストロデアもW-ZERO3も両方昨日今日でゲットですね。使い勝手はどうですか?
by nonezumikuri | 2005-12-15 00:46 | 天文
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